■ カエターノ・ヴェローゾ(CAETANO VEROSO)
「愛の神、エロス」のテーマソング、「ミケランジェロ・アントニオーニ」を歌うのは、ボサノバの貴公子、カエターノ・ヴェローゾ。ブラジル音楽のトップ・アーティストとして活躍する彼には、「神の息吹を持った男」「ブラジルの生んだ最高の芸術家」など、数々の賛辞が寄せられている。アルバム「リーヴロ」は2000年度グラミー賞、ワールド・ミュージック部門を獲得、2003年のアカデミー賞授賞式では映画「フリーダ」のテーマ曲「バーン・イット・ブルー」のライヴを披露、2004年に発表した「異国の香り
〜アメリカン・ソングズ〜」はゴールド・ディスク賞を受賞するなど、世界中で人気を誇るアーティストである。
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「愛の神、エロス」のテーマソング、「ミケランジェロ・アントニオーニ」は、題名の通り、ミケランジェロ・アントニオーニ監督をイメージして作られた曲である。このテーマソングは3部作の合間に流れ、3人の監督による、それぞれ違った個性の物語をつないでいく。伸びやかで落ち着いていて、そして繊細な印象の歌声に魅せられる人は多い事だろう。恥ずかしながら、カエターノ・ヴェローゾというアーティストに対して認識の浅かった私は、当初、女性が歌っているものと思っていた。この曲は「愛の神、エロス」公式サイトのトップや、映画のトレイラーなどでも聞くことができるので、未聴の方はぜひ。
(2005.04.24) |
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