「愛の神、エロス」関連の音楽、美術作品を紹介します。

 ・ 「若き仕立屋の恋」サウンドトラック
 ・ 「愛の神、エロス」メインテーマソング
 ・ 「愛の神、エロス」メインテーマイラスト





■ 「若き仕立屋の恋」サウンドトラック (限定盤スペシャル・エディション盤通常盤
 ウォン・カーウァイ、スティーヴン・ソダーバーグ、ミケランジェロ・アントニオーニの3人によるオムニバス映画、「愛の神、エロス」から、ウォン・カーウァイが手がけた「若き仕立屋の恋」のサウンドトラックが登場。カエターノ・ヴェローゾによるメインテーマソング「ミケランジェロ・アントニオーニ」ほか、「若き仕立屋の恋」の中で使用された音楽が収録されている。 スペシャル・エディション盤
限定盤  この「若き仕立屋の恋」サウンドトラックには、限定盤スペシャル・エディション盤通常盤が存在している。
 限定盤は、日本版・アメリカ版の予告編やウォン・カーウァイ、チャン・チェン、コン・リーのインタビューを収録したボーナスDVD、ポストカードセット、両面ポスターが付属しており、枚数限定のサントラとなっている。
 スペシャル・エディション盤は、「Michelangelo Antonioni」「Concerto Alevta」のミュージックビデオと、ウォン・カーウァイ、チャン・チェン、コン・リーのインタビューのインタビューを収録したボーナスDVD、イタリア版映画ポスターを封入したスペシャル・パッケージ入り。
 限定盤スペシャル・エディション盤、共にサントラの内容に違いはないが、特典の内容が異なっている。また、この「若き仕立屋の恋」サウンドトラックはすべて海外盤である。2005年6月現在、日本盤の発売は確認されていない。「愛の神、エロス」のサウンドトラックも同様である。



 日本では現在「愛の神、エロス」のサウンドトラックは発売されていないようで非常に残念。これは中国で発売されているもので、「愛の神、エロス」ではなく、「若き仕立屋の恋」のサントラという事のようです。日本で今後サントラが発売されるとしても、ウォン・カーウァイ単独ではなくて、三人の監督の作品を合わせて「愛の神、エロス」のサントラとして発売されるのではないかと思うのですが・・・。スペシャル・エディション盤を購入予定。
(2005.05.08)
スペシャル・エディション盤を買おうと思いつつも、注文しそびれていたところ、YesAsiaから限定盤の発売のお知らせが舞い込んできました。上にも書きましたが、特典内容がちょっと違っているので、どちらを買うか悩みどころです。映画の予告編かミュージックビデオか・・・どちらも欲しい!ちなみに某レコードショップでスペシャル・エディション盤が売っているのを見かけたのですが、5千円少々の値段がついていたので、ネット通販の方がちょっとお得かもしれません。49ドル以上注文で送料無料ということなので、こんなCDも一緒に買ってみようかと・・・お財布と要相談ですが(笑)
(2005.06.12)




■ カエターノ・ヴェローゾ(CAETANO VEROSO)

 「愛の神、エロス」のテーマソング、「ミケランジェロ・アントニオーニ」を歌うのは、ボサノバの貴公子、カエターノ・ヴェローゾ。ブラジル音楽のトップ・アーティストとして活躍する彼には、「神の息吹を持った男」「ブラジルの生んだ最高の芸術家」など、数々の賛辞が寄せられている。アルバム「リーヴロ」は2000年度グラミー賞、ワールド・ミュージック部門を獲得、2003年のアカデミー賞授賞式では映画「フリーダ」のテーマ曲「バーン・イット・ブルー」のライヴを披露、2004年に発表した「異国の香り 〜アメリカン・ソングズ〜」はゴールド・ディスク賞を受賞するなど、世界中で人気を誇るアーティストである。

CAETANO LOVERS (2005/4/27発売)

 「愛の神、エロス」のテーマソング、「ミケランジェロ・アントニオーニ」を収録した、スペシャル・コンピレーションアルバム。オレンジペコー、小山田圭吾 (CORNELIUS)、大沢伸一 (MONDO GROSSO)、小野リサほか、日本の名だたるアーティスト達が選曲を行っている。
CAETANO VEROSO OFFICIAL SITE

 「愛の神、エロス」のテーマソング、「ミケランジェロ・アントニオーニ」は、題名の通り、ミケランジェロ・アントニオーニ監督をイメージして作られた曲である。このテーマソングは3部作の合間に流れ、3人の監督による、それぞれ違った個性の物語をつないでいく。伸びやかで落ち着いていて、そして繊細な印象の歌声に魅せられる人は多い事だろう。恥ずかしながら、カエターノ・ヴェローゾというアーティストに対して認識の浅かった私は、当初、女性が歌っているものと思っていた。この曲は「愛の神、エロス」公式サイトのトップや、映画のトレイラーなどでも聞くことができるので、未聴の方はぜひ。
(2005.04.24)





■ ロレンツォ・マットッティ(TLorenzo Mattotti)

 3部作の合間に次々と浮かび上がる印象的な絵画は、ロレンツォ・マットッティの作品で、彼の独特な世界が表現されている。マットッティはイタリアのアーティストで、1986年に発表した「Fires」で国際的な評価を獲得、様々な賞を受賞した。右はマットッティによる、2000年のカンヌ国際映画祭のポスター。
(2005.04.24)